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2014年09月23日

六研/エラン トランジションモデル製品版到着!

六研/エラン トランジションモデル製品版到着!


 70年以上に渡って、米軍の正式拳銃として君臨したM1911。その長い歴史の中でも、ターニングポイントは、実用面での問題を改修したM1911からM1911A1への変更でしょう。M1911A1と言えばパーカライジング仕上げが一般的ですが、この変更時期は戦時中ではなかったため、最初はM1911A1もM1911同様にブルー仕上げで生産されました。細かな仕様の違いも含め、これがいわゆるトランジション(過渡期)モデルと言われます。

 先日予告しました通り、エラン最新作“コルト M1911A1 トランジションモデル”の製品版が届きましたので、詳細をお伝えしたいと思います。


 まずは何といってもその仕上げ。ミリタリーだけどブルー仕上げ。これを再現するために、ゴールドカップやシリーズ'70 アニバーサリーで培ってきた仕上げ技術をさらに昇華! 黒鉄の塊そのものになっています。射出成型後、CNCマシンによる切削加工でしっかりと平面を出し、古い銃らしく全面がヘアーライン仕上げにしますが、トライしたことがある方なら分かるのですが、実に加減が難しい。平面やショルダーラインを崩さず、一定方向に奇麗に入れるのは至難の業です。さらにこのモデルでは上下面は横方向に、側面は縦方向にヘアーラインを入れて、鉄のスライドの仕上げ工程を彷彿とさせます。平面、エッジ、ラウンド部が、乱れなく加工されていることも、金属の塊を演出するには重要な部分です。併せて、'70よりも黒く深みのある色に調整されたコーティングは、えもいわれぬ迫力を醸し出しています。知らずに見れば、これが樹脂だと分かる人はそうはいないでしょう。

 各部を仔細に見ていくと、

バレルブッシング:本体のヘアーラインと合わせ、うっすらと加工跡が残るようにしてあります。
フロントサイト:ワイヤ―放電加工にて、新規製作。M1911と比べて分厚いサイトをスチールで再現している。
サムセーフティ:親指をかける部分と平面の所にある切削による段差を再現

これらの金属パーツは、ブルー前の下地仕上げの調整で、スライドやフレームとつや感を揃えているため、異種素材には見えない一体感があります。

マガジン:先端の窒化処理を再現したツートーン。フロアプレートはピン止めになっています。実はマガジンも金型を修正、抜き差しのスムーズさが向上した上に、フォロアーも改良。確実なスライドストップを可能にしています。

各部刻印:トランジション特有の細かな刻印を、レーザー、彫刻機両方を駆使して再現しています。そして“あえて”スライド上面のPマークは、本物同様打刻にて入れています。奇麗に整ったスライド上面に打たれた、少し太さにムラがあって縁の盛り上がりがある刻印が、より一層本物らしさを演出しています。

毎度の事ではありますが、単に、ブルー仕上げのミリタリー=951856のブルー仕上げ、とはならないのがエランのこだわり。ガバモデルの最高峰にふさわしい、更なる高みを目指したモデルに仕上げっています。

 発売日に向け、徐々にデリバリーが始まっています。最新が最良であることの追及を止めないエラン渾身の作品。まずはご覧になってください。その場で即決間違いなしですよ! (敏)


Posted by ポストホビー渋谷店 at 10:32│Comments(0)
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