2010年10月09日
六研/エラン SERIES'70 発火モデルガン試射映像
とうとう六研/エランのコルトMkIV SERIES'70 発火モデルガンの試作品が、手元にやって来ました! 今まではパーツ状態のご紹介でしたが、今回は、動画を交えてのご紹介です。なんか写しやすいようにとか考えながら撃ってたら変な姿勢になってしまいましたがご勘弁を。(映像加工できないので顔出しも諦め… 撮影・編集 ヨメ。って……。)
今回手元に来たのは作動チェック用のもので、手加工で調整した物です。そのため仕上げが荒い部分がありますが、製品版は当然そんなことはないです。ちなみについ先日まで無塗装地肌だったのですが、展示のために、エラン社長ご自身がシュシュッと塗装していたりします。が、なんか結構これも良いかも。いつものデリケートな仕上げは鑑賞用の趣ですが、これはいかにも撃ちまくるぞ!ってな感じです。
さて、今までにもガバのモデルガンはたくさんあります。その中でエランガバの他とは違う所として、いろんな意味で精度の高い造形が挙げられますが、作動に大きく関わるところとしてはなによりも“重い”と言うのがあります。乾燥重量で992g、スライドセクションだけで396gあります。これはGM-7の2倍以上の重さになります。
果たしてそんな重いスライドが、7mmキャップ火薬1つで動くのか? 結果を先に言ってしまうと、それはもう快調に、しかも重さを充分に感じさせる強いリコイルで作動します。今回の試射では、カートが6発しかなかったため(しかも夕方から撃ち始め)30発しか撃ちませんでしたが、ジャム無しの快調作動。カートも水洗いして綿棒&タオルで拭いただけでオイルも点していません(と言うか持って行くのを忘れました。カートの飛びがばらついているのはこの所為かも。本当はもっと綺麗に同じ方向に飛びます)エランガバフリークの期待にたがわぬ仕上がりになっています。
部品構成は今までご紹介したとおり、あんまり細かく見せすぎると、お楽しみが減ってしまうので、それぞれ1カットずつ。大半の部品がダミーカートモデルと同じです。当然ロッキングラグはかみ合っていませんが。
本体同様、快調な作動のために重要なのがマガジン。特にリップ部分です。今まで同様、しっかりした溶接と硬くて適切な形状のリップ。板金の切断面は、返りバリ処理をしてあるので、スチールマガジンによくあるザリッとした感じはまったく無く、装填もスムーズです。出荷前に手作業で調整しているのでここまでのクオリティが保てているようです。
カートは流用ではなく作り起こし。発火はCPカート式です。
さらに、秀逸なのがグリップです。グリップは射手とガンの大事な接点。おろそかにはできません。最近の木グリは、チェッカリングのエッジがあまり立っていないのが多いのですが、このPaw Ferroのグリップは、エッジがきっちり立っているので、リコイルの強いこの銃には、必要不可欠なものになっています。
(製品版は同クオリティの違うタイプになるかもしれません)
さて、発売時期ですが、来年のガバ生誕100周年に合わせて、来年の発売かなと言われていたのですが、ひょっとすると年内に発売してしまうかも!? このサンプルは、普段は店頭に展示していますので、ぜひみなさん、さわりに来てください。ただし、私が休みの日は、耐久テストのために持ち出してしまっていますので、確実にご覧になりたい方は、事前にご連絡くださいね。(敏)
追記
昨晩、グリーンゾーンを観ながらずっとこのガバ持ってたら、腕が痛くなりました。右手が実はウィークハンドとはいえ、1kg弱を2時間も持ってるとさすがに。借り物なのにホルスターにまで入れてご満悦。年代的には革ホルスターですが、BLADE TECHのECLIPSEも良いですよ。